快適なアウトドアやキャンプが楽しめるキャンピングカーには、食事や睡眠そしてトイレができる点に優位性があります。トイレの掃除や設置については様々な問題があります。今回は、そんなキャンピングカーのトイレ事情や設置できる代表的な3つのトイレ、その処理方法についてご紹介します。
また、弊社の看板商品キャンパートイレの便利な使用方法を紹介いたします!
1. ポータブルトイレ
名前のとおり、持ち運びができるタイプのトイレです。
本体に洗浄水タンクと汚水タンクを備えており、ポータブルとは言っても高機能なものが多くそろっています。
バンを改造したバンコンや軽自動車をベースにした軽キャンパーには、固定のトイレをつけられるモデルが少ないため、多くの場合、トイレ機能をつけるにはポータブルトイレを使うことになります。
ポータブルトイレではまず、使用前に汚水タンクに決められた量の水を入れ、専用の薬剤を入れます。この薬剤が汚物を分解し、消臭効果も発揮してくれます。
汚水タンクがいっぱいになったらトイレに流しますが、キャンプ場や道の駅などの公衆トイレに捨てるとマナー違反となる可能性があるため、基本的には帰ってから家のトイレで処理してください。
2. カセット式トイレ
カセット式トイレは、トラックの荷台を改造したキャブコン以上の大きいキャンピングカーに多く設置されているタイプのトイレです。
専用のトイレルームとして常設で設置されており、家のトイレと近い使い心地です。
もちろん水洗式なので清潔に使用できます。
カセット式トイレの汚水タンクはキャンピングカーの中からは見えない位置にあり、
外に回って専用の取り出し口から取り出します。
カセット式トイレも容量が大きいとはいえ、タンクがいっぱいになる場合があります。
なお、近年は汚水タンクがいっぱいになったことをランプで知らせる機能のついたトイレもあるため、購入の際にはチェックしておきましょう。
3. マリントイレ
カセット式トイレと同じく、キャンピングカー内に常設するタイプのトイレです。
船のトイレ設備と同じ仕組みであることから、マリントイレと呼ばれます。
キャンピングカーのトイレの場合は
キャンプ場やRVパークに設置されているダンプステーションとキャンピングカーをホースでつないで処理を行います。
薬剤で分解された汚水は緑や青などの「薬剤の色」をしており、視覚的に汚水を見ている感覚は少ないと言えますが、マリントイレの場合はそもそも見ずに済むメリットがあり処理方法もとても簡単です。
なお、キャンピングカーが広く普及しているアメリカと違い、日本のキャンプ場やRVパークではダンプステーションがあまり整備されていません。そのため、販売されているキャンピングカーの多くはカセット式トイレを採用しています。
4. キャンピングカーのトイレ、いる?いらない?
キャンピングカーにトイレが必要だと思う人の理由としては、「都会から離れることが多くトイレが少ないのであったほうがいい」、「高速道路などで渋滞が起こった際にも車内で済ませられる」といったものが挙げられます。また、子どもや高齢者を乗せて走ることが多い場合にも、キャンピングカーにトイレが設置してあると安心です。
キャンピングカーにトイレが不要だと思う人の理由としては、「SA・PAや道の駅、コンビニなど清潔なトイレがたくさんある」、「トイレのない場所で長期間滞在することがない」といった理由の他に、「汚水を処理できる場所が少ない」、「汚水の処理に抵抗がある」、「臭いが気になる」といったものもあります。
現在は、様々な場所に整備された清潔なトイレがたくさんあり、都市部で運転される方であれば問題ないと思います。ですが地方や山間部では、トイレが破損していたり、ペーパーがなかったり、手入れが行き届いていないトイレがあったりします。
もしもの時の保険で携帯トイレがあった方が安心です。キャンパートイレがあればキャンピングカーにトイレが不要要因がほとんど解消されます。